大谷翔平選手や山本由伸選手の同僚であるドジャースのクリス・テイラー（Chris Taylor）選手について以下を紹介します。
年俸と成績の推移
■プロ入り：2012年（22歳）、マリナーズと契約、MLBドラフト5巡目・全体の161位、契約金約50万ドル（2012年の1ドル80円計算で約4000万円）
メジャーデビューは2014年（24歳）です。
| 年 | チーム | 試合 | 打率 | 本 | 打点 | 盗塁 | 年俸(万ドル) | 年俸(円) | 当時のレート* | |
| 2014 | (24歳) | SEA | 47 | .287 | 0 | 9 | 5 | $50 | 5300万 | 1$=106円 |
| 2015 | (25歳) | SEA | 37 | .170 | 0 | 1 | 3 | $51 | 6200万 | 1$=121円 |
| 2016 | (26歳) | SEA | 2 | .333 | 0 | 0 | 0 | $50 | 5500万 | 1$=109円 |
| LAD | 34 | .207 | 1 | 7 | 0 | |||||
| 2017 | (27歳) | LAD | 140 | .288 | 21 | 72 | 17 | $54 | 6000万 | 1$=112円 |
| 2018 | (28歳) | LAD | 155 | .254 | 17 | 63 | 9 | $58 | 6400万 | 1$=110円 |
| 2019 | (29歳) | LAD | 124 | .262 | 12 | 52 | 8 | $350 | 3億8200万 | 1$=109円 |
| 2020 | (30歳) | LAD | 56 | .270 | 8 | 32 | 3 | $670 | 7億1700万 | 1$=107円 |
| 2021 | (31歳) | LAD | 148 | .254 | 20 | 73 | 13 | $670 | 7億3700万 | 1$=110円 |
| 2022 | (32歳) | LAD | 118 | .221 | 10 | 43 | 10 | $1,500 | 19億6500万 | 1$=131円 |
| 2023 | (33歳) | LAD | 117 | .237 | 15 | 56 | 16 | $1,500 | 21億 | 1$=140円 |
| 2024 | (34歳) | LAD | – | – | – | – | – | $1,300 | 19億5000万 | 1$=150円 |
*：ドル円の換算値は年平均を四捨五入したものです。
■タイトル
獲得したタイトルはありません。
クリス・テイラー選手の特徴
2024年はレフトでの出番が一番多いですが、メジャー10年間でレフトの次に多い守備位置はショートです。内外野どこでも守れるユーティリティープレーヤーです。（キャッチャーとファーストの経験はありません。）2024年度はセカンドでも起用されています。
残念ながら、ドジャースの今年の下位打線の弱さを象徴する一人になってしまっています。今年だけでなく、過去2年続けて、低打率です。
しかし、2017年のカブスとのリーグチャンピオンシップシリーズでは2本塁打を記録し、MVPに選出された経験もあります。また、2021年にはオールスターに選ばれています。
今後はベッツ選手の怪我で、内野での起用も増えてくるかもしれません。打撃復活を期待したいところです。
ドジャースとの契約詳細
ドジャース在籍中の2022年に4年総額6000万ドル（2022年の1ドル131円計算で約78億6000万円）で契約延長をしました。
契約の詳細は以下の通りです。2026年は球団にオプションがあり、契約する場合の年俸は1200万ドル、破棄する場合はクリス・テイラー選手が400万ドル受け取ることができます。
| 年 | 年俸(万ドル) | 年俸(円) | 当時のレート* | |
| 2022 | (32歳) | $1,500 | 19億6500万 | 1$=131円 |
| 2023 | (33歳) | $1,500 | 21億 | 1$=140円 |
| 2024 | (34歳) | $1,300 | 19億5000万 | 1$=150円 |
| 2025 | (35歳) | $1,300 | 19億5000万 | 1$=150円 |
| 2026 | (36歳) | $1,200 | 18億 | 1$=150円 |
*：ドル円の換算値は年平均を四捨五入したものです。2024年度以降は1ドル=150円で換算しています。
月給や日給にするといくら？
今年の年俸を1300万ドルの約19億5000万円とした場合の月給や日給はどのくらいになるでしょうか。尚、日給は単純に年俸を1年365日で割りました。
- 月給にした場合：19億5000万円÷12か月＝1億6300万円
- 日給にした場合：19億5000万円÷365日＝530万円
今年の成績からすると信じならないくらい貰っていますね。
MLB最高年俸の大谷選手は下記をご覧ください。
もしドル円が80円～170円だったら年俸はいくら？
約10年ちょっと前は1ドル80円を切る時代もありました。また、今後円安が進んで1ドル170円なんて時代もくるかもしれません。もし、1ドルが80円だったら、もしくは170円だったら、クリス・テイラー選手の年俸はどうなるのでしょうか。今年の年俸を1300万ドルで見ていきましょう。
- 1ドルが80円だった場合：10億4000万円
（2011年、2012年ごろはこのくらいでした。川﨑宗則選手がMLBに挑戦をした年です。） - 1ドルが100円だった場合：13億円
- 1ドルが150円だった場合：19億5000万円
- 1ドルが170円だった場合：22億1000万円
最後に一言
2022年の4年の大型契約後から、結果が出ていません。2025年まで契約が残っています。ドジャースとしては簡単に戦力外にできないところですが、このまま結果が出ない場合はシーズン中にもDFA（事実上の戦力外）もあるかもしれません。最近の成績からすると年俸が高額でもあり、年齢的にも若くはないため、トレードで獲得したい球団はないでしょう。シーズン中の覚醒に期待するしかありません。
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