パドレスを代表する選手の一人、フェルナンド・タティス・ジュニア(Fernando Tatis Jr.)選手について紹介します。
選手の紹介
■生年月日:1999年1月2日
■出身:ドミニカ共和国
■投打:右投右打
■プロ入り:2015年(17歳)、シカゴ・ホワイトソックスと契約、契約金不明。尚、外国人選手のため、ドラフト対象外です。
■メジャーデビュー:2019年(21歳)
年俸と成績の推移
年 | チーム | 試合 | 打率 | 本 | 打点 | 盗塁 | 年俸(万ドル) | 年俸(円) | 当時のレート* | |
2019 | (21歳) | SD | 84 | .317 | 22 | 53 | 16 | $56 | 6104万 | 1$=109円 |
2020 | (22歳) | SD | 59 | .277 | 17 | 45 | 11 | $59 | 6313万 | 1$=107円 |
2021 | (23歳) | SD | 130 | .282 | 42 | 97 | 25 | $100 | 1億1000万 | 1$=110円 |
2022 | (24歳) | SD | – | – | – | – | – | $500 | 6億5500万 | 1$=131円 |
2023 | (25歳) | SD | 141 | .257 | 25 | 78 | 29 | $700 | 9億8000万 | 1$=140円 |
2024 | (26歳) | SD | 102 | .276 | 21 | 49 | 11 | $1,100 | 16億5000万 | 1$=150円 |
2025 | (27歳) | – | – | – | – | – | – | $2,000 | 30億 | 1$=150円 |
2026 | (28歳) | – | – | – | – | – | – | $2,000 | 30億 | 1$=150円 |
2027 | (29歳) | – | – | – | – | – | – | $2,500 | 37億5000万 | 1$=150円 |
2028 | (30歳) | – | – | – | – | – | – | $2,500 | 37億5000万 | 1$=150円 |
2029 | (31歳) | – | – | – | – | – | – | $3,600 | 54億 | 1$=150円 |
2030 | (32歳) | – | – | – | – | – | – | $3,600 | 54億 | 1$=150円 |
2031 | (33歳) | – | – | – | – | – | – | $3,600 | 54億 | 1$=150円 |
2032 | (34歳) | – | – | – | – | – | – | $3,600 | 54億 | 1$=150円 |
2033 | (35歳) | – | – | – | – | – | – | $3,600 | 54億 | 1$=150円 |
2034 | (36歳) | – | – | – | – | – | – | $3,600 | 54億 | 1$=150円 |
MLB通算 | – | 516 | .279 | 127 | 322 | 92 | $33,115 | 494億1917万 | – |
*:ドル円の換算値は年平均を四捨五入したものです。
2021年から2034年まで、長期契約の契約金1000万ドル(15億円)が、14年分割で上記の年俸にプラスされて支払われます。
2022年はシーズン開幕前にバイク事故で手首を骨折し、開幕からの3ヶ月を離脱。さらに薬物違反で80試合の出場停止処分受けたため、メジャーでの出場はありませんでした。
■タイトル・受賞歴
- 2020(22歳):シルバースラッガー賞(遊撃手部門)
- 2021(23歳):ホームラン王、シルバースラッガー賞(遊撃手部門)
- 2023(25歳):ゴールドグラブ賞(外野手部門)
マイナーリーグ時代の成績
年 | クラス | 試合 | 打率 | 本 | 打点 | 盗塁 | |
2016 | (18歳) | R, A | 55 | .273 | 4 | 25 | 15 |
2017 | (19歳) | A, AA | 131 | .278 | 22 | 75 | 32 |
2018 | (20歳) | AA | 88 | .286 | 16 | 43 | 16 |
パドレスとの契約詳細
2021年の開幕前に、パドレスと14年総額3億4000万ドル(1ドル=150円で約510億円)で契約しました。
本契約はマイク・トラウト選手の12年総額4億2650万ドル、ムーキー・ベッツ選手の12年総額3億6500万ドルを超えて、MLB史上最長の契約となりました。
選手の特徴
いい意味でも、悪い意味でも色々とお騒がせな、スーパープレイヤーです。身体能力はメジャーの中でもずば抜けており、いわゆる5ツールプレイヤー(高打率、長打力、走力、守備力、送球能力)の資質をもった選手です。
メジャーデビューの2019年は84試合に出場し、打率.317、22本塁打、53打点、61得点を記録し、新人王投票で3位に入りました。コロナ過で短縮シーズンとなった2020年は、打率.277、17本塁打(リーグ2位)、45打点、50得点(リーグ2位)で球団のポストシーズン進出に貢献しました。2021シーズンは、42本塁打を放ちナショナル・リーグのホームラン王のタイトルを獲得したほか、97打点、25盗塁と躍動し、MVP投票で3位に入りました。
順風満帆の選手生活でしたが、2022年はシーズン開幕前にバイク事故で骨折し、シーズン前半欠場を余儀なくされると、8月には禁止薬物であるクロステボル(ステロイドの一種)の検査で陽性反応を示したことで、80試合の出場停止処分を受け、2022年はメジャーの試合に出られませんでした。
尚、元々はショートを守っていましたが、2023年以降はチーム事情で、ライトで出場しています。コンバート1年目からゴールドグラブ賞に輝き、身体能力の高さを証明しました。
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