ドジャースにシーズン途中に加入したブレント・ハニーウェル(Brent Honeywell)選手について紹介をします。
今シーズンの成績
(2024年レギュラーシーズン終了)
試合:20
勝利:1
敗戦:1
セーブ:1
防御率:2.63
2024年ポストシーズンの成績
(全日程終了)
試合:3
勝利:0
敗戦:0
防御率:9.35
年俸と成績の推移
■プロ入り:2014年(20歳)、タンパベイ・レイズと契約、MLBドラフト2巡目・全体の72位、契約金80万ドル(2014年の1ドル106円計算で約8480万円)
メジャーデビューは2021年(27歳)です。
年 | チーム | 試合 | 勝 | 負 | S | 防率 | 年俸(万ドル) | 年俸(円) | 当時のレート* | |
2021 | (27歳) | TB | 3 | 0 | 0 | 0 | 8.31 | $57 | 6276万 | 1$=110円 |
2022 | (28歳) | OAK | – | – | – | – | – | $70 | 9170万 | 1$=131円 |
2023 | (29歳) | SD | 36 | 2 | 4 | 0 | 4.05 | $72 | 1億80万 | 1$=140円 |
CWS | 4 | 0 | 0 | 0 | 11.12 | |||||
2024 | (30歳) | PIT | 2 | 0 | 0 | 0 | 2.70 | $125 | 1億8750万 | 1$=150円 |
LAD | 20 | 1 | 1 | 1 | 2.63 | |||||
MLB通算 | – | 63 | 3 | 5 | 1 | 4.10 | $324 | 4億4276万 | – |
*:ドル円の換算値は年平均を四捨五入したものです。
■タイトル
獲得したタイトルはありません。
ブレント・ハニーウェル選手の特徴
1995年3月31日生まれ、アメリカ・ジョージア州出身、右投右打の選手です。
右投のオーソドックスな投手です。ドラフト2巡目で入団し、先発投手として2016年、2017年、2018年に有望選手リストの上位に名前を連ねており、将来を大変期待された選手でした。しかし、2018年の春のキャンプで、右ひじのじん帯損傷で、トミー・ジョン手術を受けました。悲劇はそれだけは終わらず、2019年には右ひじを骨折、2020年に右ひじの手術を受け、2018年~2020年の3年間、全休という結果になりました。全休後はひじの負担を減らすため、先発は減り、主に中継ぎ投手となっています。
メジャーでは結果は出せていませんが、もともとは優れた才能の持ち主です。一見、実績のない投手を補強してドジャースは何がしたいのかと思われますが、ハニーウェル投手のポテンシャルを見込んでの獲得かもしれません。今後の活躍は見ものになります。
マイナーリーグ時代の成績
年 | クラス | 試合 | 勝 | 負 | S | 防率 | |
2014 | (20歳) | R | 9 | 2 | 1 | 0 | 1.07 |
2015 | (21歳) | A | 24 | 9 | 6 | 0 | 3.18 |
2016 | (22歳) | A, AA | 20 | 7 | 3 | 0 | 2.34 |
2017 | (23歳) | AA, AAA | 26 | 13 | 9 | 0 | 3.49 |
2018 | (24歳) | – | – | – | – | – | – |
2019 | (25歳) | – | – | – | – | – | – |
2020 | (26歳) | – | – | – | – | – | – |
2021 | (27歳) | AAA | 31 | 5 | 4 | 2 | 3.97 |
2022 | (28歳) | A, AAA | 13 | 0 | 3 | 0 | 7.08 |
2023 | (29歳) | AAA | 4 | 0 | 1 | 0 | 7.04 |
2024 | (30歳) | AAA | 31 | 1 | 3 | 7 | 4.85 |
2024年はマイナーリーグでも防御率が悪いですね。
月給や日給にするといくら?
今年の年俸を125万ドルの約1億8750万円とした場合の月給や日給はどのくらいになるでしょうか。尚、日給は単純に年俸を1年365日で割りました。
- 月給にした場合:1億8750万円÷12か月=1562万円
- 日給にした場合:1億8750万円÷365日=51万円
MLB最高年俸の大谷選手の場合は下記をご覧ください。
もしドル円が80円~170円だったら年俸はいくら?
約10年ちょっと前は1ドル80円を切る時代もありました。また、今後円安が進んで1ドル170円なんて時代もくるかもしれません。もし、1ドルが80円だったら、もしくは170円だったら、ブレント・ハニーウェル選手の年俸はどうなるのでしょうか。今年の年俸を125万ドルで見ていきましょう。
- 1ドルが80円だった場合:1億円
(2011年、2012年ごろはこのくらいでした。川﨑宗則選手がMLBに挑戦をした年です。) - 1ドルが100円だった場合:1億2500万円
- 1ドルが150円だった場合:1億8750万円
- 1ドルが170円だった場合:2億1250万円
最後に一言
メジャーではまとも結果が出ていませんし、レベルの落ちるマイナーリーグでも厳しい結果です。いくらけが人が多いドジャースでも、ハニーウェル選手獲得は疑問です。ここ数年の結果では先発でも中継ぎでも計算ができないからです。結果が出ない場合はマイナー契約に切り替えて復活を待つのでしょうか。しかし、移籍して心機一転で活躍する選手もいます。ドジャースのワールドシリーズ制覇向けて、何とか本来持っていた力を発揮して欲しいですね。
選手動向(2024年)
- 2024/07/12:パイレーツからDFA(事実上の戦力外)
- 2024/07/13:ドジャース入団、メジャー契約
- 2024/08/18:ドジャースからDFA(事実上の戦力外)
- 2024/08/20:ドジャースとマイナー契約、マイナー配属
- 2024/08/31:ドジャースと再度メジャー契約
■ドジャースの選手一覧は下記をご覧ください。
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