2019年度からメジャーリーグに挑戦している菊池雄星選手について、年俸の推移と成績を紹介します。成績と年俸の変動を一緒に見ていただけたら、楽しんでいただけると思います。
2024.11.25追記
エンゼルスと契約に合意したと報道されました。
3年総額6300万ドル(1$=150円で94億5000万円)です。
1年すると年俸は31億5000万円になります。
さらに詳しい情報が発表されましたら、更新予定です。
今シーズンの成績
(2024年レギュラーシーズン終了)
試合:32
勝利:9
敗戦:10
防御率:4.05
年俸と成績の推移
■入団:2009年(18歳)ドラフト1位、契約金1億円、出来高5000万円
年 | チーム | 試合 | 勝 | 負 | S | 防率 | 年俸(円) | 年俸(万ドル) | |
2010 | (19歳) | 西武 | – | – | – | – | – | 1500万 | – |
2011 | (20歳) | 西武 | 10 | 4 | 1 | 0 | 4.14 | 1500万 | – |
2012 | (21歳) | 西武 | 14 | 4 | 3 | 1 | 3.10 | 2000万 | – |
2013 | (22歳) | 西武 | 17 | 9 | 4 | 0 | 1.92 | 2300万 | – |
2014 | (23歳) | 西武 | 23 | 5 | 11 | 0 | 3.54 | 4000万 | – |
2015 | (24歳) | 西武 | 23 | 9 | 10 | – | 2.84 | 3800万 | – |
2016 | (25歳) | 西武 | 22 | 12 | 7 | 0 | 2.58 | 5500万 | – |
2017 | (26歳) | 西武 | 26 | 16 | 6 | 0 | 1.97 | 1億 | – |
2018 | (27歳) | 西武 | 23 | 14 | 4 | 0 | 3.08 | 2億4000万 | – |
2019 | (28歳) | SEA | 32 | 6 | 11 | 0 | 5.46 | 15億2600万* | $1,400 |
2020 | (29歳) | SEA | 9 | 2 | 4 | 0 | 5.17 | 5億5500万* | $519 |
2021 | (30歳) | SEA | 29 | 7 | 9 | 0 | 4.41 | 16億5000万* | $1,500 |
2022 | (31歳) | TOR | 32 | 6 | 7 | 1 | 5.19 | 20億9600万* | $1,600 |
2023 | (32歳) | TOR | 32 | 11 | 6 | 0 | 3.86 | 14億* | $1,000 |
2024 | (33歳) | TOR | 22 | 4 | 9 | 0 | 4.75 | 15億* | $1,000 |
HOU | 10 | 5 | 1 | 0 | 2.70 | ||||
NPB通算 | – | 158 | 73 | 46 | 1 | 2.77 | 5億4600万 | – | |
MLB通算 | – | 166 | 41 | 47 | 1 | 4.57 | 87億2700万 | $7,019 |
*:ドル円の換算値は年平均を四捨五入したものです。2024年は150円で換算しています。
(2019年:109円、2020年:107円、2021年:110円、2022年:131円、2023年:140円、2024年:150円)
■タイトル(NPB)
- 2017(26歳):最多勝、最優秀防御率、ベストナイン、ゴールデングラブ
- 2018(27歳):ベストナイン
菊池選手は入団1年目に肩を痛めましたが、それ以降は大きな怪我や故障はなく、メジャーでも安定した登板数を記録しています。とはいえ、メジャーではなかなかいい結果がでませんでしたが、2023年にようやく結果を出すことができました。メジャー球団が大型契約をしてくれているので、素質はかなり評価されているということではないでしょうか。
マリナーズとの契約詳細
2019年にマリナーズと最大で7年総額1億900万ドル(2019年の1ドル109円計算で約119億円)で契約しました。
契約の詳細は以下の通りです。本内容は米メディアによる情報です。また、契約時の報道内容で実際に支払われた金額ではありません。
- 契約金 約5億4500万円(500万ドル)
(2019年の平均レート1ドル109円で換算) - 2019年:約8億7200万円(800万ドル)
(2019年の平均レート1ドル109円で換算) - 2020年:約14億9800万円(1400万ドル)
(2020年の平均レート1ドル107円で換算) - 2021年:約16億5000万円(1500万ドル)
(2021年の平均レート1ドル110円で換算)
2021年終了後、球団に以下のオプションがあります。
4年総額6600万ドル(2022年の1ドル131円計算で約86億円)
球団が上記のオプションを行使しなかった場合、菊池選手が単年1300万ドル(2022年の1ドル131円計算で約17億円)のオプションが行使できます。
しかし、双方がオプションを行使しなかったため、菊池選手はFAとなり、ブルージェイズと契約をすることになりました。
ブルージェイズとの契約詳細
2022年にブルージェイズと3年総額3600万ドル(2022年の1ドル131円計算で約47億円)で契約しました。
契約の詳細は以下の通りです。本内容は米メディアによる情報です。
- 2022年:約20億9600万円(1600万ドル)
(2022年の平均レート1ドル131円で換算) - 2023年:約14億円(1000万ドル)
(2023年の平均レート1ドル140円で換算) - 2024年:約15億円(1000万ドル)
(1ドル150円で換算)
月給や日給にするといくら?
2024年度の年俸を1000万ドルの約15億円とした場合の月給や日給はどのくらいになるでしょうか。尚、日給は単純に年俸を1年365日で割りました。
- 月給にした場合:年俸15億円÷12か月=1億2500万円
- 日給にした場合:年俸15億円÷365日=411万円
MLB最高年俸の大谷選手は下記をご覧ください。
もしドル円が80円~170円だったら年俸はいくら?
約10年ちょっと前は1ドル80円を切る時代もありました。また、今後円安が進んで1ドル170円なんて時代もくるかもしれません。もし、1ドルが80円だったら、もしくは170円だったら、菊池選手の年俸はどうなるのでしょうか。今年の年俸を1000万ドルで見ていきましょう。
- 1ドルが80円だった場合:8億円
(2011年、2012年ごろはこのくらいでした。川﨑宗則選手がMLBに挑戦をした年です。) - 1ドルが100円だった場合:10億円
- 1ドルが150円だった場合:15億円
- 1ドルが170円だった場合:17億円
最後に一言
マリナーズでは驚くような結果を出せませんでしたが、ブルージェイズと大型契約をできました。故障が少なく、ある程度の投球回数を見込めるところでしょうか。2023年には遂に良い結果を出すことができました。2024年は契約最終年のため、2024年の結果が2025年以降の契約に大きく影響します。2024年は2023年以上の結果を期待したいです。
コメント